1Kのすすめ

〜 なんてったって1Kは、やめられない 〜

2000年9月


UAで1Kになるには、年間10万マイル以上飛ばないといけないので、たいへんだ。しかし、それに見合う、いや、それ以上のメリットが1Kにはある。一度味を占めるとなかなか止められないのが、マイレージの上級会員。その極めつけが1Kだ。
今回は、1Kの魅力、1Kで得した事例を紹介する。


なんといっても嬉しいのがアップグレード。色々な点で1Kは有利だ。

System Wide Upgrade Certificate

以前も紹介した優れものの証書。この証書を使えば、UAのほぼすべての区間でアップグレードしてもらえる。今年から登場し、合計6枚送られてきた。当然、距離が長く、料金の高い国際線で使うに限る。
これを使えば、エコノミーの格安航空券でも、ビジネスクラスのチケットを買ったのとほぼ同じように使える。すなわち、その差額がこの証書の値打ちと言うことになる。例えば日本と米国西海岸往復の場合、エコノミーの格安航空券は、ピークを外せば、7万円程度。ビジネスクラスは40万円程度。証書は2枚必要なので、差額の半分、15万円以上の値打ちがこの証書にあるということになる。なおこの証書、最終目的地か途中降機地まで1枚でアップグレードすることが可能。使い方によっては、さらに値打ちが増す。

オーバーブッキング時のインボラアップグレードも断然有利

アップグレードは数に限りがあるが、1Kは最優先。他の人がアップグレードされ、1Kがアップグレードされないことは考えられない。
また、通常は搭乗間際にならないとアップグレードが確定しないが、1Kだと、チェックイン時にアップグレードされた席が確定する場合がほとんど。FやCクラス専用のラウンジも使えるようになる。

空いているフライトでもインボラアップグレード

オーバーブッキングでもないガラガラのフライトで、アップグレードしてもらえたことがあった。サンフランシスコから日本に帰るフライトでのこと。ゲートで一人だけ名前を呼ばれ、「いつもお世話になっております。」と言われ、エコノミーからビジネスクラスにアップグレードしてもらった。

米国国内線の証書によるアップグレード

証書がたくさん送られてくるので、米国国内線は、ほとんどの場合アップグレードして乗れる。実際には、ファーストクラスやビジネスクラスは、結構混み合うので、アップグレードのスタンバイをすることが多い。それでも1Kなら、まず大丈夫。1Kの自分だけアップグレードされた経験は枚挙に暇がない。例えば、LAS/ORD, LAX/MIA, MIA/SFO等々。


アップグレード以外でも、有利な面がたくさんある。

特典旅行の予約の入りやすさ

盆や正月に特典旅行で、シンガポール、香港などに出かける事が良くあった。この場合、特典旅行だとキャンセル待ちになることが多い。それでも、
直前になると、たいてい予約は取れて、希望通り旅行ができた。また1Kは
特典旅行のブラックアウトがない。そこで、ブラックアウトで通常の人が
特典旅行を利用しそうにない時に、予約を入れてみるのも1つの手だ。

席のブロック

エコノミーの下の方 Qクラスのチケットで、シンガポールに行った時のこと。エコノミーの席は4〜5席残して満席だった。残念ながら、アップグレードはなかったが、私の横はすべてブロックされて、3人掛けの席を占有できた。しかし、他の乗客は皆窮屈に座っているので、3席分を使って横になるのはかなりヒンシュクで、できなかった。
その他の場合でも、すぐ横に人が座っていることはまずない。

満席時のスタンバイ

希望のフライトが満席で予約が入らず、仕方なく次の日等に予約を入れる
場合がある。この時、希望した日に空港に行き、スタンバイすれば、乗れることが多い。1KだとBP4、BP5等、キャンセル待ちリストの上位になる。これで、サンフランシスコから日本に希望どおり帰れたことがあった。
しかし、過度のオーバーブッキングで、ボランティアを募って、お金を払って乗客を降ろしているような時は、当たり前だが、ダメである。予約システムがクローズされている場合だ。


その他にも、メリットは多い。



BACK