セブ・パシフィック航空 国際線利用のメリット

2008年11月作成    
2013年11月最終更新 



5JのA319

国内線での写真だが、通常は夜になると、同じ機材が国際線に利用される。
 

前回 セブ・パシフィック航空(5J)でのトラブル事例を紹介したので、今回は良い面を紹介したい。前回の趣旨は、問題点を予め知って乗れば大丈夫ということだったのだが、題名の印象が良くないので、今回は 良いイメージの題名でまとめた。

以前にも、5Jについては何度か紹介していて、重複する内容もあるが、一通りまとめてみる。

キャンペーンを利用すればかなり安い

少し前に、クラークとマカオの間のフライトが始まり、その発売開始のバーゲンでは、片道で燃油サーチャージ等も一式含めてP1500程度の値段が出ていた。現状では、特別なバーゲンはなくて、一番安い日で片道P2500程度になっている。お得なキャンペーンはいつあるのかは決まっていないので、早めに調べ始めた方が良い。そのためには5JのHPからAlertを設定しておけば、キャンペーン情報をメールで送ってくれるので便利である。

中国、タイ、ベトナムなどのアジアを旅するバックパッカーは、陸続きの国へはいろいろ回るが、旅費が課題で、フィリピンまで足を伸ばす人は少ない。皆無と言ってもよいだろう。安い航空券が手に入れば、フィリピンへも行ってみたくなる人が出てくるはずだ。

フィリピンに住み着いているものの 永住ビザを取得していない人が、VISA RUN(VISA FLY)で定期的に外国に出る場合にも利用できる。

購入単位が片道なので長期滞在に有利、他社との組み合わせも簡単

片道ごとの料金設定なので、滞在期間は航空券代に影響しない。そのため、長期滞在の場合、他社と比べ相対的に安くなる。また、他のLCC,例えば、ジェットスターやエアーアジア、ピーチなどと乗り継ぎを含め、片道ごとに組み合わせれば、いろいろな経路で飛ぶこともできる。

フィリピンベースで各地に旅行できる。

5Jは、路線の拡張を続けていて、国際線もかなりいろいろなところに飛ぶようになった。フィリピンベースで暮らすようになった場合に、5Jのバーゲンを利用して、東南アジア、中国などの各地に安く旅行することが可能だ。VISA FLYにも使える。
これについては、5Jだけでなく、その他のLCCも同様に使えるが、フィリピンを起点に飛ぶ場合には、5Jのフライトが多く便利だ。

インターネットで簡単に航空券を購入できる

日本では、航空券の購入は まだまだ代理店を通すことも多いが、こちらは既に中抜きが実現していて、インターネットで簡単に航空券を購入できる。フィリピンの入国時に見せる出国時の航空券も、インターネットで購入すれば、日本に居ながらでも、簡単に手に入る。

新しい機材

かなり前には、どこかの航空会社のお下がりのDC9を利用していたが、現在は新しいA330にすべて入れ替えていて、世界でも有数の機材の新しさになっている。また、シンガポール行きやドバイ行きでA330も導入されている。

マニラ国際空港では新しいターミナルを利用

2008年8月以降は、マニラ国際空港で一番新しいターミナル3に移っている。DL(旧NW)、TG、SQなどが利用している従来からのターミナル1に比べ大きくて綺麗である。ターミナル・フィーは他の古いターミナルと同じである点はおトクと言えるだろう。以前は、ターミナルはかなり空いていたが、最近はかなりフライトが増えて、混み合うようになってきた。

マイルの特典旅行と5Jフライトの組み合わせ

マイレージのルールはよく変わるので、その都度確認が必要だが、2013年現在、UAマイルでエコノミークラスを利用して、日本からフィリピンへ行くには往復3万マイル必要だ。これに対して、日本と中国または、台湾の往復なら2万マイルで済む。そこで、例えば日本と中国をUAマイルで往復し、その後、陸路で移動し、東南アジアとフィリピンの間を5Jのバーゲンを利用してやれば、日本とフィリピンの行き帰りで、安い料金で別の国にも旅行ができ お得と言える。私の場合、UAマイルをよく使うので、そういう話なるが、他社のマイルを利用する場合でも、同じようなことが可能だ。しかし、JALやANAの場合は、もともとフィリピンへ少ないマイルで来ることができるので、わざわざ寄り道する気にならないかもしれない。また別の航空会社では、途中でストップオーバーができる場合もあり、それならわざわざ5Jのチケットを追加で買うにもどうかということになろう。

陸路の移動が億劫でなくて、それも旅行として楽しいというような人ならば、5Jのシェムリアップ便を利用して、アンコールワットへ行ってみるようなことも可能だ。


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