Tampaとフィリピンを100往復したアメリカ人

2009年5月


フィリピンに100回行ったことがあるというTampa在住の米国人男性に旅の途中で出会った。ビジネスクラスで3000ドルのチケットを買っているということだった。UAはアジアの経済危機の時に、フィリピン便も撤退したので、当然NW利用だが、出張でもないのに、これだけお金を落としてくれる人が居るから航空会社もやっていけるのだろうと思いながら、いろいろ話を聞いた。彼のフィリピンでの家は、Siquijorの私の家から150kmほどしか離れていないそうで、それなら また今度遊びに行くという話をしたが、こちらは米国と日本を何度も往復していた最中だったので、まずはTampaの家の方にホームステイさせてもらいに行った。

彼の家は、内海に面した環境の良いところにあり、周囲は見るからに高級住宅街である。周囲の家に比べれば、彼の家は、それほど大きくはないが、リビングは、日本のマンションのものに比べれは、4、5倍はありそうだし、私にとってみれば、かなり広い家である。

とにかく米国人の生活ぶりには、興味があるので、買い物や仕事場も含めて、一緒にくっ付いて行った。仕事は税理士で、もう1年ほどすれば、年金生活に入れるが、今は、毎日、一、二時間ほどオフィスに行って働いているということだった。一緒にオフィスに行ってみると、有能な女性が何人か働いていて、複数の顧客の納税申告書の上に、それぞれPost itが付けてあり、何か疑問があると聞いてみるが、通常は、その数字をそのまま手コピーして、サインするというのが彼の仕事であった。それと顧客回りである。確かに時間はかからないのが良くわかった。最近はオバマ減税で、税務署への提出書類も増えて、景気が良さそうであった。

父親の家にも一緒に訪問した。90歳を越える高齢で、一緒に住めば良いと思うのだが、父親は別にコンドミニアムを借りて、一人暮らししていた。

フィリピンの方の話では、最近ネグロス島に家を建てたそうだが、現地に孫も居るそうで、フィリピンとの付き合いは相当長いことが分かった。そもそもの話は聞いていないが、英語が通じるというのがフィリピンの強みで、お陰で現地に家族が出来て、当然 米国とフィリピンの間を行き来するので、その結果、航空会社は儲かるということであろう。同じような境遇の人を増やすべく航空会社は営業活動(お見合い活動?)をすれば、顧客の増加につながりそうだ。


今回のホームステイ先
隣の家から、餌をめぐんでもらい、
桟橋で魚を釣った。

隣の家の桟橋と
結構大きなモーターボート

近所の大きな家

ホームステイ先の前の道

メキシコ湾沿いにあるメインの通り

今回訪問した米国人のオフィス

ちょっとおまけ。

これまでも よく見かけたことはあるが、実際に使っているのを真近で見たことはなかった銀行のドライブスルー。今回は、車で一緒に銀行に行ったので、見ることができた。

パイプの中に筒が入っていて、その中に小切手などを入れてパイプを通して銀行の職員に渡すと、今度は逆方向に動いて、現金などが返ってくるという仕組みである。当然いろいろな取引ができるはずだ。

Drive through banking

最後に空港の写真も紹介しておく。

空港のロビー

乗り物が故障し、ターミナルまで、
歩いて向かう羽目になった。

(参考)
Tampa2007
Tampa2003
Tampa1999




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