特典旅行予約システムの不具合 その3

2007年12月16日作成



これまでに、「お盆も実は空席あり、NW特典旅行予約システムの不具合」 および「特典旅行予約システムの不具合 〜 続編 〜」を書いたが、最近でも、いろいろ不具合が見つかる。また、NWはDLと合併したものの、完全に移行するまでには、まだまだ時間がかかりそうである。当面このシステムは存続しそうなので、最近の経験を交えて、不具合シリーズの続編をまとめてみた。UAの特典旅行も最近利用したが、予約システムではなくて、電話予約だったこともあり、今回はUAは除きNWの話だけ紹介する。



NWユーザーには、御馴染みの画面だが、そのうち DLのシステムに統合されるので、今のうちに名残を惜しんで使っておけということになろう。そうは言っても、画面は、前回登場させた時から更新された。

誤り探しのクイズに向いていそうだが、この中には3つの誤りがある。

まずは、よく知られていることだろうが、KEの必要マイルの表示間違いである。以前、NWのマイルを使った特典旅行でKEを使ってICN経由でフィリピンから帰ってきて、とても良かったので、それをHPで紹介したことがある。その後1ヶ月ほどでルールが改正になり、乗り継ぎを含む場合のKEの必要マイル数が大幅に増えた。あまりのタイミングなので、何かまずいことを書いてしまったかと思ったりもしたが、それは思い過ごしだろう。とにかく、上の場合もNWと同じマイルでは飛べない。
さらに、乗り継ぎは1度というルールも、できてしまっているので、それにも反している。通常のフライト検索システムからの情報に、NWの特典旅行のルールを掛け合わせ、ふるいにかけないといけないが、それができていないのだろう。

ここまでは、最近頻繁に登場することなので、わざわざ取上げることもないはずだ。しかしながら、システムのバグは、ユーザーに幸運をもたらす宝の山である可能性がある。上の場合とは違うが、マニラ便を予約しようとしたら、NWは予約が入らなくて、KE便で同じようなことをシステムが表示したので、NWに電話で確認してみた。すると、予想どおりバグだという回答で、そのまま次に進んでもエラーになるとのことだった。試しに次に進んでみたが、ビジネスクラスの往復では7万マイル必要というルール通りの表示になった。大衆食堂の店の外の見本の値段だけ間違っているような状態だった。乗り継ぎ回数制限オーバーの方も、万一 発券できたとしても、記録に残ってしまうし、この不具合も相手にしない方が良さそうだ。

もう一つの不具合は、パークパスでは空席がないのに、パークセーバーでは空席があると表示されていることだ。これは、パークパスの空席なし表示の誤りだと考えるのが簡単だが、まさにお盆の8月15日にセーバーで予約が入る方が、おかしいと考える方がより自然だ。

とにかく、不具合のお陰で、いろいろ幸運が潜んでいる可能性がある。これはUA,NWとも同様であろう。

一つの例だが、来年の一月上旬に、フィリピンから日本へ帰る便の予約を入れたが、その時の流れは次の通りである。中華航空や中国南方航空を利用すれば、比較的予約は入りやすそうだったが、今回はNW便にこだわった。

1月5日に現地で予定があったので、1月7日に日本に帰る便の予約をしれようとした。すると空席がない。そこで、カレンダー表示で空席のある日を調べると、1月9日なら空いていること表示された。その後、NWに電話して確認したら、やはり、1月6日、7日などは特典旅行枠は空いてなかった。プラチナ落ちしてしまい、電話で予約だと手数料かかり面白くないので、再度インターネットでアクセスして、帰りを1月9日にして予約を入れようとすると、今度は空席なしと言ってくる。そこで、また1月7日からはじめ、当然 その日は空席はないが、カレンダー表示を出して、1月9日を指定して、検索しなおすと、空席が現れた。どうも、敗者復活戦枠というようなものがあるようだ。

何が不具合なのか良くわからない面も多いが、とにかく不具合の中に、いろいろ幸運が転がって居そうだ。

以前にも書いたことだが、NWの予約システムの不具合のため、システムが空席なしと表示しても、電話で問い合わせれば、実は席が空いていたことがあった。予約システムの誤表示のお陰で、お盆の期間でも、ほとんどの日で、特典旅行の予約が取れるという幸運な状態になっていたのである。諦めずに いろいろ試せば、席が確保できる可能性がある。


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