中国南方航空で飛ぶMNL/CAN/KIX

2007年1月作成
2007年4月更新


紆余曲折のルート・パート2 MNL/CAN/KIX

私の場合、フィリピンから日本に戻るのに、通常NWのマイレージを利用していて、フライトはNWのMNL/NGO便に乗ることが多い。しかし、今回は、予約が入らず、別のルートを探さないといけなくなった。以前にも、同様にして、KEでMNL/ICN/NGOを利用したが、その直後、KEのICN乗り継ぎでは、他よりマイルが多く必要になり、現実的ではなくなった。そこで、いろいろ探した結果、中国南方航空(CZ) のMNL/CAN/KIXという経路で、何とか予約が入った。

他にはCOのGUM経由なら、日本の地方都市に行くのにも便利だが、混みあう時期だったので見送った。Cクラスの設定がないというのもネックだ。
それ以外には、NRTへ飛ぶのなら、以下のように、

  ・MNL/HKG(5J) HKG/NRT(NW)
  ・CEB/HKG(5J) HKG/NRT(NW)
  ・CEB/ICN(5J) ICN/NRT(NW)

セブパシフィック航空(5J)を利用する手もあったが、乗り継ぐNWの方が、正月で予約が入りそうに無かったので、こちらも敬遠した。

特典旅行だけでなく、CZ利用で、日本とフィリピンの間を移動するのは、かなり稀なケースと言えそうだ。マニラでは、機内持込の荷物は、いちいち中を調べる場合が多いが、その時 職員が「日本人なのになぜCZに乗るのか?」 と、私のことを珍しく思って 尋ねてきた。

MNL・CZラウンジ

CZのチェック・イン
・カウンター 57番〜62番

PAGStop Lounge
CZなど中国系が利用

ラウンジに置かれた食べ物
TG,NWの方が少し良い

さすが、フィリピン。空港で チェック・イン・カウンターの案内表示と、実際の場所が異なっていて、どこへ行ったら良いのかオロオロ。しばらくウロウロしてなんとか場所が見つかった。
ラウンジは、共用のPAGStop Loungeで、階段を上がったところにあった。主に中国や台湾の航空会社のラウンジになっていて、利用者は中国人が多かった。

CZ398便 MNL/CAN

搭乗は2006年12月31日。その後の乗り継ぎのありそうな、ビジネス客ではない 欧米人のグループも乗っていて、欧米からCZの格安チケットも出回っているようであった。
機材は、A320。Cクラスは2列だけで全部で8席。小型機でフット・レストもない。私の他には、中国人夫婦と息子一人が乗っていた。Yクラスも含め、全体に かなり空いていた。

2時間程度のフライトだが、国際線なので、そこそこの食事が出た。ただし、スコッチは無いと言われた。

Cクラスの座席

機内食(左:前菜のイカ、右:ビーフカレーのような料理)

比較のため、2007年4月分も載せておく。

前菜に変化が見られた。

カレー味


中国語の新聞の記事が 幾つか目に留まった。「伊拉克前総統薩達姆絞刑。」 太いロープ。それから、死に顔まで写真が出ていて、中国は違うと思った。もう一つ 三面記事。「女體盛 毎標価4600元。」 発祥の地の日本では衰退してしまった一種の伝統を、中国が輸入したそうだ。そんなものは、輸出も輸入もしないで欲しかった。

飛行機は香港の上空を飛んだ。かすんでいたが、旧空港の滑走路もはっきりわかるし、最近行っていない香港を上空から懐かしく眺めることができた。この路線ならではの光景と言えそうだ。

中国の新聞

上空から見た香港

CAN ・ NWラウンジ

CANは前回ラウンジも含めて紹介した。今回は前回と異なり、NWのラウンジを利用したので、そこだけを紹介する。共用ラウンジではあるが、NWのフライトが、今回利用したCZのKIX行きより1時間ほど早く出発するので、他に客はなくて、貸切状態であった。
わざわざ取挙げたいと思った理由は、ラウンジの食べ物に大きな差があったからである。CZのラウンジでは、スナック菓子が置いてあるだけであったが、NWの方では、点心類や粥などもあって、結構充実していた。CZ利用の場合、チェックイン時にもらうラウンジのインビテーションには、CZのラウンジに行くよう案内しているが、それは無視して、NWが入っている共用ラウンジに行った方が、かなりお得と言えそうだ。

NWラウンジ
ラウンジに置いてあった食べ物

CZ389便 CAN/KIX

このフライトも、以前に紹介済みだ。さらに、別途取挙げたように、元旦のフライトで、ガラガラであった。Cクラスは、私ともう一人、別に女性が乗っていただけだった。

CZ389便@CAN

空いていた機内

今回も、中国式の鰻丼を食べた。

CZ389便の機内食 左:前菜、右:鰻蒲焼 2007年1月

比較のため、2007年4月分も載せておく。

右のメインデッシュは鴨ロース(魚は品切れと言われた。)



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