特集 中国南方航空で行く雲南

第一部 フライト、空港、ラウンジ

2006年9月



CZ389便 772 @CAN

松賛林寺@シャングリラ
チベット仏教寺院

世界遺産 麗江

中国行き特典旅行の皮算用や、予約の結果を紹介したように、中国南方航空(CZ, ナンファン)で雲南省へ行ってきた。昆明は12年ぶりだったが、田舎町から大都市へと大きく様変わりした。10年前に空爆で町が焦土化し、その後 もとの10倍ほどの大きさの建物を町全体に建てて、復興が済んだのではないかと、そんな妄想を抱くほどの変わりようであった。

昆明の標高は1900m近くあり、その他に訪れたところは さらに高地で、8月でも暑くなく快適だった。

今回は しばらくご無沙汰していた関空から出発した。関空については、既に何度も登場させている通りである。ラウンジは、CZもUA,NWなどと同様、飛鳥ラウンジが使えた。

KIX/CAN(広州) CZ390便

機材は772で、Cクラスを利用した。全部で、4 x 6の24席しかなく、かなりゆったりとして、フルフラットに近く 快適であった。何度か紹介している詰め込み主義のTGの772とは 大きな違いである。
先日利用したNHの北京便のCクラスも かなり席は良くなっていて、中国路線は競争が激しいのだろうと推測された。

これまでUAとCXで 日本と香港の間を何度も飛んだが、中国本土の上空を飛んだという記憶がない。今回は、関空から まずは、上海の上空へと向かい、杭州、福建省の山の中などを経由して広州に到着した。当然なのだろうが、台湾の上空は飛ばなかった。 とにかく これまでの経験とは大きく異なり、新鮮に感じた。

杭州付近

ビールを頼んだら青島ビールが出てきた。良く行く北京では、既にあまり見かけなくなっていたので、新鮮に感じた。

前菜

日本からのフライトだが、 Made in Chinaということは容易に分かった。

メイン・ディッシュの鰻。チンゲン菜などが付け合せにあり、違和感はあったが、中国料理だと思えば、それなりに美味しく食べれた。

広州・新白雲空港

総工費は198億元。その何十倍も資金をつぎ込んだ関空よりも規模が大きい。日本は大金を投入しないと空港が建設できない。日本は損、中国は得と単純に思ってしまう。 滑走路は現状2本のところ、最終的には6本まで拡張するそうだ。

チェックインカウンターのあるフロア 広々としていて、乗り換えでここを横切る場合には、かなり歩くことになる。

国内線のゲートへ向かうところ

ラウンジは、国際線のターミナルに1箇所、国内線ターミナルには2箇所ある。飲み物やお菓子が置いてあるが、食べ物は、袋に入ったお菓子だけ。食の本場広州なら、飲茶がいろいろ食べられるに違いないという期待は、完全に裏切られた。
インターネットは無料で利用できる。ただし、日本語は使えなかった。

荷物を受け取り、空港の建物の外に出たところに空港バス乗り場がある。行き先は沢山あり、自分の目的地に従って乗るバスを選べばよい。1番の広州駅行きは便が多く、到着後、地下鉄、市バスなどにも容易に乗り継げるので便利だ。広州駅まで16元。

国際線側のラウンジ

国内線側のラウンジ

空港バスのりば

CAN/KMG(昆明) CZ3419便

関空を出たのが午後3時前だが、行きは広州で同日乗り継ぎできた。広州から利用したのは、8時40分発CZ3419便で、昆明には午後10時45分着。到着がかなり遅いが、昆明は空港が街の中心に近いので なんとかなるだろうと考えた。

機材はA320. よくあるパターンだが、国内線の この便は、F,Yの2クラス制であり、Cクラスの特典旅行では、Yクラスにダウングレードされてしまった。

2時間ほどのフライトだが、暖かい食事が出た。

CZ3419便


昆明国際空港

12年前に来た時とは違い、空港は建て替えられ、綺麗になっていた。

深夜に空港に到着し、勝手が分からず、空港を出たところでウロウロしていると、旅行会社のおばさんに、つかまってしまった。町中まで乗り物代10元だとのことだ。こちらが、安宿の殿堂 茶花賓館に行きたいと言うと、携帯で電話してくれた。部屋は空いているから 乗り物に乗れというなら分かるが、携帯を渡され、相手が何か言っているのを聞かされるがよく分からない。その場の状況から、自分が斡旋するホテルに泊めようとする魂胆が見え見えだったので、そのまま流しのタクシーに乗った。

深夜でなければ市バスが利用できる。空港を出てそのまま 真っすぐ進み、駐車場を抜けたところに市バスの乗り場がある。52番のバスなどに乗れば、街の中心に行くことができる。料金は1元。
ただs、タクシーでも15〜20元程度でホテルまで行ける。空港で客待ちしているタクシーよりも、空港の敷地の外を走っているタクシーを止めた方が安心だ。

ラウンジは共用で、Yクラス利用だったので、NWのプラチナのカードを見せても、中には入れてもらえなかった。

昆明国際空港

出発ロビー

市バス乗り場

Fクラス・ラウンジ
門前払いされた

KMG/CAN CZ6722便

空港の電光掲示板には、別の便名が表示されていて、搭乗予定の便名がなかったので、すこし不安になったが、空港側の単なる誤りで、問題なくチェックインできた。ただ、早めに空港にやって来たところ、2時間前にならないとチェックインできないと言われ、再度列に並び直す羽目になった。

機材はM82。流石はお茶の産地 雲南発で、通常の飲み物のサービスとは別に、お茶だけのサービスがあった。

CZ6722便の機内食

CAN/KIX CZ389便

帰りも当然行き同様772であったが、液晶ディスプレイの大きさが行きより小さくなっていて、別の機材であることが分かった。1日では機材のローテーションが完結しないということだろう。

行きも同様だが、昼間の便なのに、離陸するや、窓のブラインドを閉めて、機内を真っ暗にする。早く寝ろと言うことらしい。シート自慢。 寝心地が良いことアピールしたいのか?

もう一つ、気がついた点は、映画の途中に頻繁にコマーシャルが入ることである。日本の自動車メーカーのコマーシャルもあった。機内で放映される映画では、コマーシャルは入らないのが普通であろう。商魂ということか? テレビで放映されていたものを勝手に録画して、機内で放映しているのではと疑いたくもなるが、流石に それはないだろう。

機内食のメインデッシュ

映画の途中でコマーシャル
(モアレは無視して頂きたい)

昼間の便なのに、離陸するやすぐに機内を真っ暗にする




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