2009年9月
2009年7月30日から、UAの特典旅行の緊急発券手数料(緊急予約発券手数料)が廃止になった。マイレージルールの改悪が続く中、嬉しいニュースである。と言っても以前と同じに戻っただけとも言える。従って、以前のノウハウがまた通用するようになったと言えそうで、それを検討してみた。
具体的には、UAの昔ながらの伝統である3日前からの特典旅行への席の開放である。緊急発券手数料がなくて、直前に席が開放されるのであれば、これを利用しない手はないということになろう。実際にも、以前,NGO/TPEが飛んでいた時に、特典旅行の必要マイル5割引キャンペーンがあったが、その時にも 私は これを活用した。出発当日に予約し、帰りは現地で変更して、引き伸ばした。 私の場合 これ以外にも、直前に発券することが多かった。
今回も、3日前開放の例を見つけるべく、UAの予約システムで、ここ一ヶ月検索を繰り返したが、どうも良い例が見つからなかった。3日前の席の開放が今でも あるのか無いのか よく分からない。以前にも紹介したが、予約システムの不安定な動きが いまだ続いていて、これがノイズのように働いて、どうもはっきりしない。ただ、とにかく今回の手数料廃止の恩恵にあずかれる事例は見つかったので、後で紹介する。
他社追随
今年の3月から行われたダブル、トリプルEQMキャンペーンでも、すぐに他社が追随していたので、この手数料廃止の話も、どこか他の航空会社の真似をしただけではないのかと勘ぐってしまう。そう思って AA、NWの特典旅行の緊急発券手数料(直前発券手数料)を調べてみても、無料化の話はない。どうやら震源地はUAで、UAのオリジナルの発案のようである。
そうなると 期待したいのは、他社の追随である。これまでの例からすれば、そう遠くないうちに追随が起こると期待したい。そう思って、1ヶ月待ったが、今だNW,AAの追随は起こっていない。NWは過渡期で親分の言うとおりということなのだろう。緊急特典旅行の皮算用
特典旅行への3日前の席の開放は、出発直前の調整の一環で、私の知る限りでは、私がMPの会員になった20年近く前から脈々と続くUAの伝統であり、今後ともこの伝統を守ってもらいたいと思っていた。しかし、ここ1ヶ月間の調査では、冒頭でも述べたように、3日前の開放が うまく見つからなかった。現行のシステムに変わってから、その伝統が消えてしまったのかもしれない。以下は、それっぽく見えることもあって取り上げているが、もう少し前に見た状況からは、何とも言えない。とにかく、緊急発券手数料がなくなってお得になる事例であることは間違いない。
NRT/SIN XF 2009年9月5日検索
もしも、この手数料がなくならなかったとしても、席が確保できるなら100ドルくらい払ってしまえという考え方もできるが、昨年の特典旅行の燃油サーチャージと同じで、無料のはずの特典旅行が、実は高くつくというのは、納得のいかないものである。「特典旅行、宿代を加えればパッケージ・ツアーの方が安かった。」というのと同じで、特典旅行の何大矛盾かの一つであろう。因みに、予約システムの不安定さが手伝ってか、ここ2、3年の状況と比べると、著しく特典旅行の予約が入りやすくなったとは言えそうだ。
以前にも紹介したが、カレンダー表示で、Previous,Nextを繰り返えすと、最初は、全く空席がないが、出発か帰国のある月に空席表示が出だした時点で、それはそのままにして、残りの出発か帰国の月を、Next Previousで変えていくと、席がないはずが、空席表示が飛び出すことがある。同じような不具合はNWにも存在して、このことから、GUIを引っ剥がすと、内部は 実はUA,NW 同じシステムを使っていているのではないかというのが 私の見立てであった。
とにかく、いろいろ工夫して、特典旅行をゲットして頂きたい。