フィリピン特集

第三部 フィリピンバナナの故郷 ダバオ
Davao

2000年5月



ダバオは、人口100万人を超えるミンダナオ島最大の都市である。フィリピン全体でもマニラに次いで2番目大きい。マニラからのフライトは多く、セブからも1日数本のフライトがある。

ダバオはフィリピン南部の産業の中心であるとともに、フルーツが豊富な町として知られている。近くにドールのプランテーションがあり、ダバオから船で、日本へバナナが輸出されている。フルーツの王様で、味は最高、匂いは最低と言われるドリアンの産地でもある。フルーツを堪能するためだけでも、ダバオに行く価値がある。

現在、ミンダナオ島の一部は戦闘状態になってしまったが、ダパオまで戦闘が及ぶということはない。しかし、テロの可能性が全くないとは言えないので、行くなら安全面で問題がない田舎の島へ行った方が良い。


フルーツ天国

ダバオではフルーツがたくさん売られているが、中でもその王様ドリアンを是非試してみたいものである。外はゴツゴツしたとげで覆われ いかめしいが、中には種の回りに柔らかな果肉がある。味はとれも一言では言い現せない複雑な味だが、甘くて美味しい。

ホテルの入り口には、臭いを嫌って、ドリアンを持って入るなと書いてあったり、バナナ・リパブリック(Banana Republic)のパロディで、ドリアン・リパブリック(Durian Republic)という店があったりとか、ドリアンにまつわる話題は多い。

その他のフルーツ満載


島めぐり

サーマル島(Samal Island)

サーマル島はダバオの対岸に位置し、長さ30kmほどの細長い島だ。レイテ島の近くにあるサーマル島は Samar Island。日本語では同じだが、現地の言葉では、l と r の違いがある。日本人には厄介な代物。(矯正プログラムで訓練しているが未だにダメだ。)

サーマル島は、Island Garden City of Samal という正式名が付いており、花と緑の綺麗なところである。特にお薦めなのがパラダイス・ビーチ(Paradise Beach)である。地元でビーチと言えば、パラダイス・ビーチを指すほど現地では人気が高い。

地元の人は、週末やってきて、泳いで、バーベキューを楽しんでいる場合が多い。ダバオの近くには、マグロの水揚げ港ジェネラル・サントス(General Santos)があり、ダバオでも、マグロを日本に比べかなり安く買うことができる。パラダイス・ビーチで、大きなマグロの切れ実を焼いて食べている人を良く見かける。

パラダイス・ビーチの快適なコテージ

ここでのおすすめは、快適なコテージに滞在すること。コテージは、広い敷地に十分な間隔を置いて建てられている。部屋もベランダも十分広く、内装もガーデニングも綺麗でくつろげる。値段はそれぞれの時期で割引があり、一泊2000円程度だ。二人で泊まれば一人当たりは半額で済む。

現地の人のように、市場でマグロを買いこんで、焼いてみるのも楽しそうだ。

タリクド島(Talikud Island)

ダバオから手軽に行ける もう一つの島にタリクド島がある。こちらのビーチの水は綺麗で、珊瑚や熱帯魚も豊富だ。コテージもあるがあまり綺麗ではない。ほとんど人は来ない平日に、日帰りでのんびり泳ぎに行くのがお薦め。


旅の参考情報




特集のページへ戻る