特集 スターアライアンス特典旅行で行く
タイ北部

第一部 フライト、空港、ラウンジ

2005年3月


ゴールデン・トライアングル

前回のタイ南部の旅で主に紹介したピーピー島が、昨年暮れの津波の影響で大きな被害を受け 痛ましい限りである。インターネットで検索したところ、幸いにも 復興は進んでいて、ホテルもかなり営業しているようである。機会を見つけて、また現地を訪れ、活気を取り戻している写真を紹介したいものである。

スターアライアンス特典旅行と言っても、前回と同様マニラ発であり、行きがMNL/BKK/CNX(チェンマイ)帰りが、CEI(チェンライ)/BKK/MNL。ビジネスクラスで3万マイルは、国内線まで付いて お得と言える。 日本発でタイ北部まで飛ぶと マイルが沢山必要になり、お奨めできない。UAマイルを使った日本発の特典旅行では、UAを利用してバンコクまで行き、そこからバスに乗るのが便利だ。NWのマイルによる特典旅行ならMHが利用できるかと期待したが、こちらもタイ北部へのフライトは無さそうで、UAと同じくバンコクまでとなりそうだ。

MNL/BKK TG621便

前々回が772前回がA330、そして今回は本来の772に戻った。残念ながらシートが良い773にはならず、特筆事項もなし。

バンコク ドン・ムアン空港からチェンマイへの乗り継ぎ

前回のハジャイ行きと同様、入国審査は、バンコクではなくて、チェンマイに着いてから行われる。そのため、乗り継ぎ時間が短くても大丈夫である。飛行機の中では、国内線のみの利用者とごちゃ混ぜになるが、搭乗までは別の場所で待つ。機内に乗り込むのに、今回は、国内線利用者は前の扉、国際線からの乗客は後ろの扉となり、前の方の席まで行くには、前から来た客を押し分けて進まないといけないので、大変であった。

BKK/CNX(チェンマイ) TG126便

機材はA330. TGの772のビジネスクラスの席が2−4−2なのに対して、こちらは2−2−2で、ゆったりしている。ただし、国際線の通常のビジネスクラスのようなフットレストはない。午後7時頃は発の便で、夕食にカレーが出たが、流石にタイの国内線だけあって、TG621便のカレーに比べて、かなり辛かった。それでも、本場の味に十分満足できた。



チェンマイ国際空港

飛行機が到着すると、国際線からの乗り継ぎ客は入国審査の方へと進む。チェンマイは観光都市で、入国審査もスムーズだ。私は荷物を預けていなかったので、荷物を預けていた国内線の利用者よりも早く外に出ることができた。
チェンマイに着くと午後8時を回っていて、既に両替の窓口は閉まっていた。ATMを使うことは可能だが、できれば、バンコクで両替を済ませておいた方が無難だ。ただし、バンコクの空港のレートはそれほど良くないので、大金の両替は控えた方が良い。

空港ではバスは見あたらず、定額のタクシーを利用して町へ出た。空港は町の中心から近いので、タクシーに乗っても、日本の空港バスに乗るよりも安い。町は観光客で夜遅くまでに賑わっているので、泊まるホテルの目星を付けておけば、夜遅く空港に到着しても平気だ。

到着ロビー



チェンライ国際空港

できれば、田舎へ田舎へと行きたかったので、帰りは国境に近いチェンライからのフライトを利用した。チェンマイに比べれば、チェンライは人口はかなり少なく、空港も小さなものであろうと予想していたが、実際には、チェンライ空港の方が大きいのではと思えるほど、立派な空港であった。タイが観光に力を入れているということが、一目瞭然で理解できた。ビジネスでの利用もあるのだろうが、とにかく 外国からの観光客を受け入れるに十分な立派さであった。

バンコク経由でハジャイ、プーケット、チェンマイ、チェンライへ行く場合には、これらの目的地で入国審査を受けることになっているので、その逆も真であろうと予想していた通り、チェンライ空港で出国審査を受けた。その前にチェックインする時に、出国税500Bを請求され、そんなものが必要だったのかと 不意をつかれたのだが、前日に少し余分に両替していたので、何とか支払うことができた。両替の話をすると、100ドルや50ドル紙幣ならレートは良いが、20ドル紙幣以下だとレートが悪くなる。バーツを使い切ってしまいたいという気持ちと、レートの設定がうまくかみ合わないのである。

出国審査を済ませると、国内線のみの利用者とは別の待合室で待つことになる。今回は、たまたま私一人であった。そのため、係員も直前までやって来ず、乗り遅れるのではないかと、飛行機の様子を何度も確認した。

TGの職員に聞いたところ、ラウンジがあるとのことだったが、国際線の待合室から行けるところにはなくて、国内線の待合室近くにラウンジがあるようだった。頼めばラウンジを利用できたのかもしれないが、さっさと諦めてしまった。

CEI(チェンライ)/BKK TG133便

チェンマイ行きと同じくA330で、フットレストがなかったが、席はゆったりしている。食事の時間ではなくて、簡単なお菓子が出された。写真のように、国内線は行き帰りとも空いていた。場所はかなり離れているが、津波の影響もあったのかもしれない。

バンコクでの乗り継ぎ

チェンライでチェックインする時に、CIQと書いたシールを胸に貼ってもらった。バンコクに着くとこれがモノを言い、国際線の搭乗口のあるフロアに入れてもらうのも、顔パスならぬシール・パスであった。
飛行機を降りてから、国際線のフロアに出るまでに、乗り物による移動も含め、10分程度しかかからず、乗り継ぎはスムーズであった。ハジャイ、プーケット、チェンマイ、チェンライの場合には、行き帰りとも、国際線どうしの場合と同様、乗り継ぎはスムーズだ。

バンコクのSQラウンジ

バンコク ドム・ファン空港のラウンジは、既にTGとLHのラウンジを紹介したが、今回はSQラウンジを利用した。TGラウンジのように広くはないが、LHラウンジに比べれば、食べ物は充実していて、飲茶の点心が置いてある。

SQラウンジ、食べ物

BKK/MNL LH744便

機材も便名も744というのは、めずらしいのか当たり前なのか不明だが、他社便も含めて、そういう便に、個人が乗り合わせるのはとても少ない確率であろう。その他のTG便と異なり、こちらはFクラスもあるので、試しにそちらも乗ってみたいが、他がCクラスでは、ちょっともったいない。ビールが通常の缶ビールの大きさよりもかなり小さいビンで、驚いてしまったが、とにかく、ドイツの ちょっとめずらしいビールが飲めて満足だった。

LH744便

機内食




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