昆明 2015

2015年10月作成
2018年 7月更新




これまで昆明は何度か取り上げてきたが、数年ぶりで行く機会ができたので、最近の様子を紹介する。


新交通事情

ここ数年で空港が移転したり、地下鉄が営業を始めたり、交通事情が以前とかなり変わっているので、まずは、新交通事情を紹介したい。

新空港(昆明長水国際空港)

2012年6月に開港。町の東側にあり 東部バスターミナルまでは 鉄道でつながっていて、さらにその先、地下鉄3号線が建設中で町の中心部を通る。現状では、昆明駅など町の中心部へは、地下鉄が途中工事中なため、バスを利用するが便利だ。
中国東方航空のハブの一つで、調べてみると、東方航空は以前あった雲南航空を2002年に吸収合併したそうだ。 20年余り前、最初に昆明に来た時に、雲南航空に乗った。

昆明新空港(長水国際空港)

空港バス

各方面へ向かう空港バスがあるが、昆明駅近くを発着する空港バスは2系統あり、919Cバスの方が値段が安い。

919Cバス 
乗り場は昆明駅を出て、站前路を右へ

昆明駅前の北京路から出る空港バス
片道25元(2018年7月)

地下鉄

昆明駅前の北京路を通る2号線など一部の路線で運行を開始している。

地下鉄@昆明

東西に走る3号線も動いていて、乗り継いで、空港まで鉄道で行くことができ、料金も安い。(2018年7月追加)

長距離バスターミナル

以前は、昆明駅前の長距離バスターミナルから各地へ向かうことができたが、そちらは完全に閉鎖され、長距離バスの発着は、東部、南部等郊外にあるバスターミナルに移ってしまった。

南部バスターミナル

南部バスターミナルから乗った
シーサンバンナ(景洪)行きのバス

南部バスターミナルへは、地下鉄1号線で行くことができる。ただし、昆明駅から地下鉄に乗ろうとしたところ、地下鉄の駅がtrickyで、入り口にたどり着くまで混迷を極めた。

昆明駅と周辺

以前は、駅ビルの横までは簡単に行けたが、最近はテロ対策で 駅前広場に入るにも保安検査が必要になった。

最近の昆明駅
保安検査が必要になった

站前路
駅前の東側

安宿事情

茶花賓館が消滅

以前、昆明の日本人宿の定番であった茶花賓館だが、今回行ったら、残念ながら無くなっていた。以前に何度も泊まったが、安くて快適だったので残念だ。既に建物は壊されていて、この後シャングリラ・ホテルに変わるようだ。

もう一つ、日本人バックパッカーが昔よく泊まった昆湖飯店は今でも健在で、結構前に改築された。

茶花賓館の跡地

昆湖飯店

安ホステル

茶花賓館に変わって安ホステルがいろいろできているが、その中で外国人に特に人気があるのが昆明駝峰国際ユースホステルで、昆明の中心部の金馬碧鶏広場に面した便利な場所にある。なかなか快適で ここにも何度か泊まったが、飛行機で夜到着した場合には、空港バスで簡単に行けた方がより便利なので、その条件から、昆明駅近くの昆明雅居青年旅舎というところに今回泊まってみた。個人的な好みを言うと、昆明で泊まるだけで、さっさと移動するなら雅居で、しばらく昆明に滞在するなら駝峰ということになりそうだ。

昆明駝峰国際ユースホステル

昆明雅居青年旅舎

駝峰ホステルの元の場所に行ったら、こちらも無くなっていた。別の場所に移転し、値段も上がったようだ。便利な場所だったので残念。
他のホステルを検索してみたところ、翠湖の近くの昆明傾城国際青年旅舎(Kunming Upland International Youth Hostel)というところが、雰囲気がよく、人気なようだ。
(2018年7月追加)

町の様子

毎回取り上げたくなる翠湖公園
その蓮池の様子
大きな蓮の花
@翠湖公園
東風路の様子
20年前は舗装のない並木道。10年前には激変して
この写真と同様にビルが立ち並んだが、
2015年には、少し建物がくすんできている。
老街にある食堂街

以前は、小汚いが安くて美味しかった。
現在は、改装して綺麗になり、安食堂ではなくなった。

    老街でそのまんま保存されそうな古い建物           老街でもうすぐ壊されそうな建物

残るか壊されるか淘汰が進んでいるのがよく分かる
金馬碧鶏広場 金馬碧鶏広場付近の観光客向け路地

参考) 以前に取り上げた昆明

    
特集 中国南方航空で行く雲南 第二部 避暑なら雲南、予算1万5千円、昆明 茶花賓館 撃沈、松茸食い倒れの旅 2006年8月
    
特集 中国南方航空で行く雲南 第七部 昆明 2006年8月
    
特集 日本からフィリピンへ、その寄り道で行く雲南・ベトナム 第六部 昆明 2009年7月


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