ポートランドからの米国入国

2009年 3月




これまで「
米国入国審査の絞られ方」をシリーズでと続けてきたので、今回はその4となるはずだったが、絞られることがなかったので題名を変更した。

ポートランド(オレゴン州)の入国審査は厳しいと従来から言われていたので、私の場合、これまで一度も日本からポートランド便を利用したことがなかった。しかしながら、航空券代の高騰で、背に腹はかえられず、今回は、最安値のポートランド便を利用した。1月、2月に3往復したが、結果は、いずれもなんら問題なかった。周りを見渡しても、別室送りにされている人など一人も見当たらなかった。別室送りを繰り返していては、悪評が立ち、乗客が減って、職員の失業にもつながりかねないので、変わったのではないかと疑いたくなるが、それは悪口と取られそうなので、そうではないだろうと言っておく。厳しい入国審査官が たまたまこの3回とも非番だった可能性がないとは言い切れないが、その手の人が一緒に仕事をできる雰囲気ではなくて、多分そんな人物はいないはずだ。

とにかく、現状では、Welcome to USAと書かれているのに相応しい対応となっている。

Sight Seeing

これまでの経験も踏まえた話になるが、日本語なら、仕事ですか、観光ですかと、仕事以外をまとめて、観光と言ってしまいそうだが、英語は厳密でSight seeingという言葉は、入国審査では要注意である。今回の例では、行き先がオーランドやワシントンDCの時には、Sight seeingでなんら問題なかった。Charlston, SCのロゴ入りのシャツを下に着ていたのも援護射撃になった。「チャールストンへ行ったことがあるのか?」という質問から始まり、入国が認められる方向へと簡単に話が進んだ。米国人も行きたくなるような観光地の名前の書いた服を着ているというのは、Sight seeingで納得してもらえるための免罪符に近いものになり得そうだ。 SavannahやSt. Augustine等でも同様だろう。

一方、反対の例では、以前の話になるが、アルバカーキ行きで、Sight seeingと答えた時には、非常に苦戦した。博物館があるとか、Old Townは雰囲気が良いとか説明しても、信用してもらえない。実際に そこに行くので嘘は言っていないが駄目だった。マイルが貯まると言った方がましだろう。知り合いがいるのかと何度も聞かれたが、本当に友人がいてその人に会いに行くなら問題ない。

知人に会いに行く

三往復目はTampaとシリコンバレーの知り合いに会いに行く予定だったので、その通りに言ったら、問題なく受け入れられた。ただし、以前読者の日本人女性からもらったメールでは、女性の場合には、ボーイフレンドのところに、そのまま住み着くのではないかと疑われる可能性があるとのことだ。

今回は、以上の二つの項目も勝因につながっているが、その他 これまでの経験では、仕事で展示会を見に行くというのも、すんなり受け入れられ易い。


せっかくなので、空港やラウンジの様子も紹介しておく。

ワールドクラブ@PDX

ラウンジでローカル・ビールが楽しめる
左 IPA,右ALASKAN

搭乗口付近の様子

Free Wi-Fi
ワールドクラブの下にある


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