第一部　ラウンジと機内
第二部　格安に泊まる
第三部　B級グルメ
第四部　見て回る

第三部　B級グルメ

香港は飲茶の本場。飲茶をを楽しめるレストランの数は多い。しかし、始めての人は店がどこにあるのやら、店の中でどうすれば良いのか等々、、結構戸惑うものである。そこで、最低限のノウハウをまとめてみた。また、場所が便利なネイサン道沿いにある店に絞って、飲茶レストランを紹介する。

バジット・トラベラーのためのサバイバル香港飲茶術

〜 初めてでも失敗しないための最低限のノウハウ集 〜

ノウハウその１．タイムサービスを活用せよ。

早茶 おおむね 7時〜11時半
午市 お昼のピーク 11時半〜14時頃
下午茶 店により14時〜16時、16時半〜17時等の設定がある。

飲茶の時間帯の呼び名は、ほぼこのようになっている。そして、たいてい時間帯によって、値段が違う。ピークの昼時を避けるのが、安く上げるコツ。早茶が安い店に行き、朝飯を飲茶にしたい。
さらに狙い目は、午後の下午茶。スーパーの閉店間際の生鮮食料品の割引のように、かなり安くなる場合が多い。しかし、これを待って、お腹を空かしてまで昼飯を遅らせるのは考えもの。わざわざ香港まで来て、ひもじい思いをすることはない。昼ご飯が物足りなかった場合などに利用しよう。

ノウハウその２．外見で判断せよ。

店構えが立派すぎて、結婚式場のようなところは、値段も高い場合が多い。
値段が庶民的な店を選ぼう。味はどこでも美味しいのだから。

ノウハウその３．最低限の言葉と作法は覚えよう。

• 席は自分で探すのが基本。空いている席を探そう。相席も可。
• 席に着いたら、茶は何にするか聞いてくるので、ポーレイ（プーアル茶）等と、答えよう。
• 点心のワゴンが回ってきたら、蓋を取って現物を見せてもらって、 好きなものを選ぼう。「給我看々（見せてね。これは残念ながら北京語）」とか何とか言っても言わなくても平気。
• 最低限の単語は覚えると便利。カウはぎょうざ 。ハー・カウ（えびぎょうざ）くらいは覚えよう。パオは包。チャーシュウ・パオなど。日本流なら××饅。種類が多い。 しゅうまいは日本と同じなので分かりやすい。
• お勘定は、北京語と同じでマイタンと言えば良いが、スタンプを押した紙とお金をいっしょに振れば、清算してくれる。
• 2002年10月現在　即叫即蒸方式の店が増えている。ワゴンが回って来なければ、この方式なので、テーブル置いてある注文書に希望の注文を書いて、係員に渡そう。

これであなたも、安くて美味しい飲茶にありつけること間違いなし。

ネイサン道沿いにある飲茶レストラン大紹介

ネイサン道

倫敦大酒樓

油麻地の地下鉄の駅を出たところにあった支店は、今はなくなり　デジタルモールになった。旺角側の店は残っている。 庶民的な店。 タイムサービス（平日のみ） 早茶　7:30〜11:30　 　　　　点心一律8ＨＫドル　→9.8HKドル（2008年6月） 午市　11:30〜14:00　 　　　　同　10ＨＫドル 下午茶　14:00〜16：00 　　　　同　　6ＨＫドル　→8.8HKドル（2008年6月） 一律であるところが嬉しい。（小、中、大のみ）
		しゅうまい、カスタード、蒸粉巻

福苑火鍋海鮮酒家

旺角の地下鉄の南東の出口の近くのビルの中にある。 ネイサン道に面していないこともあってか、値段は安め。 朝は３ＨＫドル足らずの特恵点心もある。 （2009年11月）
		だいこん餅、レタスの湯引き、焼きビーフン、肉団子

金御海鮮酒家

地下鉄　佐敦駅の南東の出口付近にある。ネイサン道に面していて、ちょっと値段は高めな感じではあるが、昼の時間帯を除くを、半額セールとしていて、それなら逆にかなり安めであった。 （2009年11月）
		だいこん餅、潮粤雙餃 マンゴー・プリン

得如酒楼

昔ながらの雰囲気の酒楼で、値段も安く　お奨めだ。厳密に言うとネイサン道にはないが、すぐ近くなので、ここに取りあげる。地下鉄油麻地駅の北西にあり、ネイサン道の裏通りになる。 （2008年6月）

鴻星海鮮酒家

尖沙咀の便利な場所にあるが、その分値段が高め。 （2008年6月）
		おかゆ、包子

新楽酒樓（Shamrok Restaurant)

地下鉄　佐敦駅から少し南。点心の一覧表が置いてあり、それに印を付けて手渡せば持ってきてくれるので、欲しい点心を確実にゲットできる。もちろん、回ってくる点心を直接もらうこともできる。 →　2008年6月、ここは営業を続けているが、値段は少し高め。 タイムサービス　2：30〜4：30　点心一律8HKドル

	だいこん餅、ゆで野菜	水餃子、マンゴプリン

頂好酒家

チョンキンマンションから北へ300mくらいのところ。地下にある。 早茶で茶3、点心6と書かれていたので入ってみたら、他の店より1.5倍くらい請求された。点心は6〜という意味で、15HKドルくらいの点心も含まれていたようだ。 →　2008年6月、周囲が大きく様変わりして、ブティック街になったが、ここは営業を続けている。値段は少し高め。

敦煌酒樓

油麻地駅から少し南、佐敦側へ歩いたところにある。 →　探したが見当たらなかった。（2008年6月） タイムサービス 14:30〜17：00　 　　点心　6．8HKドル 　　　　　　　11HKドル
		タピオカ入りプリン、蝦腸粉

漢寶酒樓

旺角と油麻地の中間あたり。エレベータで2階に上がる。 →　探したが見当たらなかった。（2008年6月） タイムサービス 早茶　7：00〜10：30 　　　　点心　6HKドルから
		牛肉球、家郷咸水角、水餃子

（おまけ）　お土産に蒸篭はいかが？

飲茶好きの人にお薦めしたいお土産がこの蒸篭。日本の横浜や神戸の中華街で買うよりかなり安い。日本でミスタードーナツの飲茶か何かを買って来た場合でも、これを使えば家庭で本場の雰囲気を楽しめる。もちろん、蒸し直して暖かい点心がいただける。

売っている場所は、油麻地から西、上海街の道具屋が集まったところなど。

その他の食べ物

大家楽 香港式中華のファーストフードのチェーン店。米国のPanda　Express等とは、随分趣が異なる。ファーストフードだが、注文を受けて調理する。20HKドル以下から定食があり、安く上げたい人向け。類似店もある。
	大家楽	鴨入り米粉麺

プリン屋さん、ぜんざい屋さんなど、甘党の店もいろいろある。写真のぜんざいは、５種類ほど豆やおイモが入っていて、味もなかなか美味しい。1杯１３HKドル。
	町で見つけた甘党の店 店の口上には、世界に名を馳せていると書いてある。	香港式おぜんざい

町の麺専家で食べた、しいたけ麺。12HKドル。麺と具をオーダーメイドで組み合わせるシステムもあり、なかなか楽しそう。