友誼関からのベトナム・中国国境越え

2013年12月作成



ベトナムと中国を陸路で国境越えするルートはいくつかあるが、南寧・ハノイ間はバスが沢山出ていて、しかもツアーのようになっているので、初心者でも簡単に国境を越えられ便利だ。ここではさらに、南寧・ハノイ通しの便利なチケットを買うのではなく、自前で組み合わせて行こうとする人も想定してまとめてみた。

この便利なバスでの移動の全体を含め、南寧側のバスターミナルについて別途紹介しているが、ここでは、国境周辺だけをさらに詳しく説明する。

ここで登場する各施設の位置関係は、次の通りである。

中国側の駐車場 == 友誼関 == 中国・イミグレーション == ベトナム・イミグレーション == ベトナム側の駐車場

中国側の駐車場

最近は ベトナムと中国を同じバスで結ぶ直行バスが出ているが、それ以外は、それそれの国で別のバスに乗ることになり、国ごとに分かれた駐車場がバスの始点・終点になる。
駐車場からイミグレーションの建物までは、カート(電気自転車)が結んでいる。

駐車場の様子

中国側のバス

国境付近の移動に使われるカート(電動自動車)
ハノイ・南寧のバスを利用する場合には、この料金も
含まれている。

凭祥バスターミナルと友誼関を結ぶ路線バス

何度もこの国境を通過しているものの、最近始めて、中国側の路線バスを見かけた。凭祥バスターミナルと友誼関を結ぶバスで、これを利用して、さらに凭祥バスターミナルと例えば南寧間のバスに乗れば、直通バスより安そうに思うが、かなり特殊であろう。

外国人観光客は、ハノイと南寧の通しのバスチケットを買う場合がほとんどだろうが、慣れてくれば、国境までのチケットを買えば、いろいろな組み合わせで旅のバラエティーが広がる。

友誼関

中国側の友誼関は観光地になっていて、観光客は有料。国境を通過する旅行者は無料。写真は、料金所のゲート

友誼関

フランス式の洋館
仏領インドシナという言葉と対応しているのだろう。

イミグレーション

中国側のイミグレーションの建物

ベトナム側のイミグレーションの建物

最近、ベトナム側のイミグレーションの建物が新しくなり、入国審査も国際的に標準的なやり方に変わった。
以前は、同じ場所に入国審査官が沢山いて、そこへ、越境者がどんどんパスポートを渡していくと、中で処理され、順番に名前を呼ばれ、パスポートを渡されるという方式で、パスポートが無くならないか不安になった。これが新しくなり、一対一の対面して処理してくれるので、パスポートがなくなる不安は無くなった。

両国のイミグレーションを結ぶ歩道
ここでもカートが走っているが、近いので歩いた方が速そうだ。

ベトナム側の駐車場

ベトナムのイミグレーションと駐車場の間は、結構距離もあり、道は埃だらけなので、歩いていく人は皆無で、皆カートに乗っている。

ベトナム側の駐車場の様子
ハノイ・南寧の通しのバスの場合、ベトナム側は
上の写真の中央に写っている緑のバスを利用する。

駐車場からはハノイを始め、各地へ向かうバンが
出ている。その他に、タクシー。また駐車場の外側には
バイクタクシーが待機している。


(参考)関連情報のリンクを挙げておく。

南寧からバスでハノイへ・南寧国際旅遊集散中心
ハノイ
南寧
ベトナムの国境の町 ドンダン(Dong Dang)
ベトナムの国境に近い町 ランソン(Lang Son)



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