忍者屋敷

2003年5月作成


忍者屋敷(Ninja House)と呼んでいる
建築中の来客者用コテージ

外国に安く家を建てる方法を紹介しようとして、「予算50万円 海外ファースト、
セカンドハウスの建て方
」をまとめている。その中でも紹介しているのだが、シキホール島で幾つか小さな家やコテージを建てている。最初につくったコテージは費用が10万円以下。50万円は十分クリアしているし、短期で数日泊まるのには十分なのだが、値段が値段だけに、小さくて長期滞在には向かない。
そこで、建築中の自宅を、事例に取り挙げようとしたのだが、こちらは結構凝り始めたので、最終的には50万円を越えそうになってしまった。そこで、別途予定していた来客者専用のコテージを完成させ、これを、50万円の事例として取り挙げようと目論んだ。

上の写真の通りだが、現物を見ると 写真よりかなり大きく感じる。高さが6m以上あり、実際にも、思っていたより かなり大きなものになってしまい、土着の資材を中心に使ってはいるのだが、結構費用は膨らみつつある。それでも、当初10万ペソ(約22万円)の予算で始めているので、いくら出費が増えても50万円を越えることはない。

ただし、ついつい 特徴のあるものを建てたいと思い、かなり変わった建物になっているので、普通の人には、建て方や費用を除くと 建物自体はどれだけ参考になるのかという疑問も残る。建てる建物の参考としては 以前から別途紹介している イメージだけで実態のないコテージの方が、オーソドックスで、良いのかもしれない。こちらは、今回の忍者屋敷に比べれば かなり安くできることだろう。

現状での 総費用の見込みは、約11万ペソ。 (詳細は後述)
大きさは、屋根裏なども含めると約40平米。さらにバルコニーが約10平米である。

特徴

 6階建て

外からみれば、少し二階があるだけなのだが、中は らせん状に少しずつ、登っていくようになっていて、屋根裏の物置まで含めると、6つの違ったレベルのフロアがある。これをして、6階建てだと主張している。子供向けみたいで、遊園地にでもあった方が相応しそうだが、とにかく一度こういう建物を作りたかったので、試してみたのである。

 モンドリアン・デザイン

写真の通りだが、壁にはモンドリアンをイメージしたデザインでペンキを塗った。美術館にある本家モンドリアンに比べれば 面積は数十倍大きく、スケールの大きさが特徴であるが、写真では、大きさの実感が沸かないのが残念である。
因みに、境界の黒の部分は、断面が1インチx2インチのココナツ材に黒くペンキを塗ってから打ち付けた。

 忍者スペック

大工に渡す資料には、Ninja Featureと称して、説明を書く予定だが、具体的には未だ検討中である。縄梯子を使って部屋に入るとか、忍者屋敷によくありそうな回転式の扉。そして、書棚を横にずらすと、部屋の入り口が現れるといったようなことだ。
シュリケンやくさり鎌を並べるつもりはない。


その他の特徴としては、海に向かってバルコニーを十分広く取ってあるので、開放感がある。また、屋根には 現地風のかやぶきであるSaksakを使っているので涼しい。

利用予定

来客用のコテージであり、訪問者に無料で宿泊できるよう開放する予定である。ただし、現地の貧しい人々を支援する取り組みを少しでも試してみたいという人があれば、長期滞在を含め優先して泊まっていただく。

子供たちにパソコンの使い方を教えるプロジェクトを進めていて、建物が完成すれば、大部分のパソコンを、こちらに持って来る予定である。
また、米国の図書館で買ってきた中古のペーパーバックを、そこそこの数 取り揃えているので、それらを並べて、貸し出す予定。

通常の忍者屋敷のように、観光客がやって来て、入場料を払って中を見物するための施設ではない。

詳細

建て方や費用の詳細は別途まとめる。 → 詳細


ホームページへ戻る