停電だ、 おっと 真紀菜

2011年10月


レンタル発電機(青のコンテナ内)

おしとやかに育って欲しいという両親の願いとは裏腹に、フィリピンで言うところのTOMBOYに育ってしまった真紀菜ちゃん。ねじり鉢巻きで 電動チェーンソーと使っていたら停電してしまったという光景を思い浮かべて題名にしてみた。しかし、真紀菜ちゃんは関係なくて、なかなか記憶に残らないフィリピンの言葉を 語呂合わせで連想式に覚えるため特別出演してもらっただけであることは、書かなくても分かってもらえるはずだ。

フィリピンの田舎では停電は日常茶飯事で、シキホールでも頻繁に停電(brown out)する。すると発せられる言葉が、Daot(壊れる) makina(machine). 発電機のトラブルである。もちろん、それ以外の要因もいろいろあり、これまでにいろいろと紹介しているように、例えば、強風で電線がショートしてブレーカーが切れた場合もある。

先日も停電したので、パソコンが使えなくなり、困って発電所に状況を尋ねに行ったら、レンタルサーバーならぬ、レンタル発電機が故障したそうだ。しばらく発電所を尋ねていなかったので、私は知らなかったが、この発電機は昨年の11月から導入されているそうだ。場合によっては再起動させれば動くのかもしれないが、その時は復旧しなくて、マニラからエンジニアが飛行機でやって来て修理するまで動かないということだった。土曜日から止まって、復旧したのは次の火曜日で、その間 残りの発電機により、輪番制の生け贄停電が続いた。輪番制と行っても、電力会社のオフィスは、システム監視用の機器もあり、電力料金納付の業務をしていたりして優先されるので、発電所と電力会社のオフィスの間を含む地域はその送電のため優先される。また、病院のある地域も優先される。その結果、私の住んでいる地域のように優先されない場所では、かなり長い間停電していた。さらに日本のような計画停電ではなくて、なんら予定は知らされない。

その後は、しばらくは安定したものの、最近も三日続けて昼間長時間停電した。そのうち一つは計画停電で、電柱の上の配線の工事であったが、予定より早く午前7時半に始まり、予定より一時間遅れの午後6時に復旧した。予定を知っていたので朝早くからHPの更新でFTPしたが、勇み足で停電が始まったのできわどいところであった。その前の日も日中ずっと停電して、近所の人と話をするとそれも計画停電だと勘違いしていて、発電機を交換していると言っていた。それなら将来の電源安定への大きな布石となるものの、残念ながら そんなうまい話はない。

[続編]


(参考) これまでの記事

停電(Brown out) 2000年2月
Brown Out(停電)事例 2000年7月〜8月
Brown Out(停電)事例 2000年10月
Brown Out(停電)事情 2010年5月〜6月


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