最近の香港

2009年 5月




最近の香港の写真を紹介する。最近と言っても、更新遅れのため、実際に行ったのは半年ほど前のことである。

百万ドルの夜景

以前はよく香港に出掛けたが、それは1997年に向けたブームよりもかなり前のことである。初回は1987年で、夏休みに 自転車で広州から桂林を目指したが、その時香港と広州の二泊だけついているツアーに参加した。その当時でも百万ドルの夜景はあったが、その時は、現地でさらにオプショナルツアーに参加して、香港島の山の上ビクトリア・ピークに連れて行ってもらった。ツアーでなければ、ピークトラムを利用することになろう。その後も香港には何度も行って、同じく香港島の山の上にあるホステルによく泊まったが、そこからも美しい夜景が見えた。どちらも、香港島の山の上からの眺めていたので、百万ドルの夜景とは、そういうものとばかり思っていた。そころが、最近では、尖沙咀のスターフェリー乗り場のプロムナードが綺麗に整備されていて、そこから見る夜景にも人気が集まっている。以前の私の感覚ではそこは工事中であった。

九龍側 尖沙咀から香港島を見た夜景

同じく尖沙咀から。
沢山の見物人が集まる。

こちらは スターフェリーから
九龍側を見たところ

昼間の高層ビル@香港島

ペニンシュラ・ホテルのタワー

夜景で、先入観よる誤解があったが、ホテルでも誤解していた。香港で一番有名なホテルと言えば、当然ペニンシュラホテルであろう。最初に買ったガイドブックに載っている写真には、当然、今のようなタワーのおまけはついていなかった。そして、ずっと以前にホテルの横で工事をしていたのはよく覚えているが、できたのはただのオフィスビルだったので ホテルとは関係ないとばかり思っていた。ところがあまりにも 引っ付いているのでおかしい思い 調べてみたら、このホテルが増築していたのであった。タワーの16階まではオフィスで、17階から30階までがホテルになっているそうだ。1994年からタワーの客室も営業しているそうで、そう言われれば、その頃には建物はできていた。しかし、誤解してしまった理由は、どこかで変わってしまった私の金銭感覚からであろう。他の安宿が満室で、万一こんな高いところに泊まる羽目になったら、ホテルが火事になり財布が燃えてしまったような、損して もったいない気持ちになり、それよりも タイやフィリピンで10ドルの宿に泊まっていた方が、気持ちが落ち着くという、そんな感覚が身についてしまったので、高級ホテルで何が起こっていても 見過ごしてしまったということであろう。

タワーも入れるとこうなる。

以前の感覚で写真を撮るとこうなる。

今どきのガイドブックを買えば、以上の二つは、どちらも当たり前のこととして載っているのであろう。

赤柱

赤柱(Stanley)は香港島の南東の端の方にあり、行くのに少し時間はかかるが、ここにも何度か行ったことがある。最初に行ったのは20年近く前のことで、雑然とした昔ながらの香港の姿があった。しかし7、8年前に行った時には既に開発がかなり進んでいて、今では、おしゃれなレストランも立ち並び、すっかり様変わりした。以前の写真を取り出してきて比較したいところだが、先デジカメ時代で写真は撮っていなかった。バジットトラベラーにはデジカメの有る無しは大きな違いだ。

以前とは様変わりしたが、ごちゃごちゃした店が残っているとも言える。

海沿いにはビルが立ち並ぶ。

オープン・カフェのような店が並ぶ。

香港仔

赤柱に行ったら、途中でバスの乗り換えで立ち寄りやすいのが香港仔。水上生活者の船を見ることができる。私の場合は、既に何度もここにも来ているが、今回も立ち寄った理由は、香港の中心から離れているので、飲茶が庶民的な値段で食べれるのではないかという期待からである。

水上生活者の船

商店街もあり、飲茶レストラン(酒楼)
もある。

中国の昔の帆船はジャンク船。
船を引っ張るのはタグボート。
映画にもよく登場するこの小船は、サンパンと呼ばれ、水上タクシーにもなる。
香港仔からも、南Y島行きの船が出ている。

私が香港関連で一番書きたい話題は 飲茶だとも言えるが、それに 劣らないのが、「香港アイランド・ホッピング」だ。香港には簡単に行ける島がいくつもあり、島好きの私は既にほとんど行き尽くし、島のホステルにも泊まった。しかしながら、これも先デジカメ時代の話で、写真が残っていない。1週間くらいかけて、島を再度巡って、その写真を紹介したいものだ。普通のアイランドホッピングという言葉のイメージとは程遠く、期待を裏切るのが楽しくて、書きたいだけとも言える。

その他

チョンキン・マンション(重慶大厦)の入り口。この華やかさは、昔のイメージからは想像できない。しかし中は簡単には変わらない。

足ッボ・マサーヅ

香港や台湾で、この手の看板を
見つけるのは、とても楽しい。

埋め立ての結果、はるか遠くなったセントラルのスターフェリー乗り場。

最後に、朝の九龍公園の様子を紹介しておく。

老人を介護するフィリピン人女性。ここでは中国語の新聞を読んでいるが、車椅子をおしている時もあった。 体操かストレッチングと書きたいが、たぶん気功だろう。

公園で 車椅子をおしているフィリピン人女性を何人も見かけた。フィリピン人の海外出稼ぎは800万人とも1000万人とも言われていて、経済危機で仕事をなくして大変だということになっているが、この人の場合は、隣の老人が生きていてくれれば、仕事は続きそうだ。家政婦やベビーシッターの求人も同様に景気の影響を受けにくそうだ。 もちろん、その他で 仕事を無くして困っている人が多いのも事実だ。

(参考) 以前の香港関連の記事

香港・澳門 1998
ファーストクラスで行く激安香港 2000
香港特集
 第一部 スターアライアンス特典旅行で行く香港 2002
 第二部 女人街、男人街はデフレスパイラル?
 第三部 香港飲茶に異変!  即叫即蒸方式の台頭
 第四部 香港 いろいろ見て歩き
 第五部 新空港からの交通機関


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