2014年8月
2014年4月、5月に続き、停電の話を再登場させるが、停電の嵐がかなり続いているためで、これまでで最悪に近い状態とも言えそうだ。個人的には、数年前の最悪の時もそうだったが、しばらく現地に居なくて、助かっていて、それなりに読みが当たったと言えなくもない。前回も紹介したが、いよいよ知事資本の発電機が稼動を始める予定で、高値で電力を売りたいのは当然なので、停電の嵐よりは、電気代が上がる方がましという風潮づくり、言いわけづくりのため、わざと停電を放置しているのではないかという疑惑が出てきてもおかしくない。こう書いて、もしも、電気代が上がらなかったら、疑惑が広まったおかげで、値上げができなくなったというのが、言い訳になろう。もしも、知事のおかげで電気代が大幅に下がったら、その時は、キッコーマンかヒガシマルのしょうゆでも持って、知事に、あやまりに行って、お礼を言いたい。
新電力会社SIPCOR
7月下旬に現地に戻ってきたら、またまた停電の嵐なので、電力会社に問い合わせに行ってみた。前回知事のプライベート発電機の話が登場していたが、それが、SIPCOR(Siquijor Power Corp.)という会社になるそうだ。プライベートの発電機と言っているよりは、良いように聞こえるが、もともと電力を供給しているのが、National Power Corporationで、サイトのURLにもgov.phとついていて、サイトにはフィリピン共和国と書いてあり国営である。その敷地内に、プライベートの発電機が設置されるのは、かなり抵抗を感じるが、たぶん合法的な手続きは踏まれているのだろう。
5月に聞いたところでは 3ヶ月後に稼動とのことだったが、よくあるように遅れていて、今回聞いたところでは、11月か12月に稼動を始めるということだった。
さらにもう一箇所、SIPCORの発電所がLaziに建設されていて、そちらは9月に稼動を始め、売電するそうだ。そちらも、同様に2台の発電機が既に到着しているそうだ。
片隅に置かれたSIPCORの発電機二台(緑色、LG製) 左の発電機を設置する場所を工事しているところ レンタル発電機の再導入
さらに、電力会社で教えてくれた話では、8月上旬にレンタル発電機が再導入されるそうだ。ここ数年導入され、発電機の特性により、その前まではなかったパターンで、夜中に停電することになってみたり、マニラから修理に来るので、修理に時間がかかったり、以前と変ったことがいろいろ起こった。それでも、停電をそれなりに解決していたが、ここ1年くらいは姿を消していた。そして、現在の苦境の解決策として再度レンタルされることになったそうだ。
レンタル発電機の再登場で、停電の嵐が解消されることを願うのみである。
(参考) これまでの停電関連の記事
停電(Brown out) 2000年2月
Brown Out(停電)事例 2000年7月〜8月
Brown Out(停電)事例 2000年10月
Brown Out(停電)事情 2010年5月〜6月
停電だ、おっと 真紀菜 2011年10月
Brown Out(停電)事情 2012年2月〜
シキホール島のBrown out(停電)事情 2013年5月〜
シキホール島のBrown out(停電)事情 2014年4月
シキホール島のBrown out(停電)事情 2014年5月