避暑安旅の検討

2012年8月作成



既にいろいろと取り上げている話題ではあるが、夏の間、暑い日本を抜け出してどこでも良いから涼しいところに行きたいと思う人は、避暑地で働いている人などを除けば、実は日本国民ぼほ全員という話があるかもしれない。一方、実際に行ける人は、今度は非常に少ないのかもしれないが、それなら明日からでも出発だという人の参考のため、格安で海外に避暑の旅に出る場合の行き先を取り上げたい。夏場に米国や欧州に行っては、飛行機代も高いので、やはりここは東南アジアから選ぶべきであろう。読むだけで 行けなくても行ったつもりになるという話もあるのかもしれないが、欲求不満がたまるだけか。

ベトナム サパと中国国境の往復

サパのホテル街
写真のホテルは高級そうだが安宿も多い。

安宿から見た山の眺め


暑さ知らずの高原で、眺めも素晴らしいサパ。このベトナムの国境近くの町に滞在し、中国へビザ・ランすれば、長期滞在もでき、予算を節約したい人にとってこれを上回る案を見つけるのが難しいそうだ。ただし、観光地なのですこし物価が高いという意見もある。宿はこれまでの私の実績では、一泊7ドル程度の部屋に泊まっていたが、標高が約1500mあり、エアコンが不要な分、ハノイなどの大都市に比べ、部屋代は平均的にかなり安めで悪くない。週末に部屋探しすると混んでいそうなので、平日に到着するべきとかいろいろ注意点はあるのだろう。食事は市場のむさ苦しいところでも問題なければ高くない。反対に、雰囲気の良い店に行きたいなら上はいくらでも選択枝があろう。

行き方は、昆明からバスで南下するか、ハノイから汽車で行くかということになろう。マイレージ利用の場合、日本から中国往復はUAがYクラスで2万マイル、DLは2万5千マイルからで、UAがお得だが、ベトナムまでマイルを利用すると割高になるので、中国までにする方がお得と言える。そうなると、日本から昆明往復で、バスで行くのが良さそうだ。また南寧とハノイ間のバスも別途紹介している通りでそれにハノイとラオカイ間の寝台列車を加え、中国国内はバスに乗り、日本から南寧と昆明でオープンジョーで行くのもいろいろ回れて楽しい。しかし避暑が最優先なら、この経路は ちょっと暑い場所が多くなるのが課題だろう。

サパの詳細は以前取り上げたとおりである。

特集 日本からフィリピンへ、その寄り道で行く雲南・ベトナム 第三部 高原の町サパ 

雲南省

これも、別途取り上げているが、例えば昆明でも標高が1900m程度であり、雲南省は高地が多く、必然的に夏でも涼しいところが多い。昆明でも十分涼しいと言えるが、さらに、大理、麗江、シャングリラ当たりまで足を運べば いろいろ回れて楽しい旅ができよう。棚田で有名な元陽も安宿が揃っていて、眺めがよく、お勧めの滞在先だ。ビザは、ビザなしからの申請も昆明などの各地でできるという情報もあるし、隣国へのビザ・ランも可能であろう。

参考

特集 中国南方航空で行く雲南 
  
第二部 避暑なら雲南、予算1万5千円、昆明 茶花賓館 撃沈、松茸食い倒れの旅
  
第三部 世界遺産 麗江でミイラ・ルー(迷了路)
  
第五部 バックパッカーの元憧れの地 大理 
  
第六部 シャングリラ 
  
第七部 昆明

特集 日本からフィリピンへ、その寄り道で行く雲南・ベトナム 第八部 元陽

大理の城門

シャングリラの寺院

麗江の町並み

元陽の棚田

キャメロン・ハイランド

日本人の海外長期滞在地として人気が高いマレーシアのキャメロン・ハイランド。残念ながら自分ではまだ行ったことがないが、標高が1500m前後あるので夏でも涼しいのは間違いないだろう。Googleで検索すると安宿も見つかるが、高級そうなところが多そうで、安宿暮らしでは、相対的貧困感に苛まれそうにも思うが、これも行ったことがないので良く分からない。不明な点が多いが、有名なので候補地として取り上げた。

ベトナム ダラットでだらだら

ダラットでミニ・ホテルが並ぶ一角

ダラットの公園

これも以前取り上げた通りだが、サイゴンから手軽に行けるダラットも高地で年中涼しい。私が行った時は宿は空いていたが、週末に行ったら空室がなくて困ったという話も聞いたことがあり、ここも平日に到着した方が良いのであろう。私の場合、バスで到着したら、そのまま宿の呼び込みに連れられ、安物の客と見られ、5ドルの部屋に泊まれと言われた。折角なので広い方の部屋にしても6ドルだった。安ダラットワインに安い惣菜、安弁当、安サンドイッチ。ベトナム特有のボッタクリも経験しなかったし、この町に居座っておけば、財布に優しそうに感じた。雰囲気の良い喫茶店が多く、散歩、喫茶店、読書、インターネット、この四つでしばらくダラットでだらだらしておけば、避暑は完璧だと思う。ただし、ビザのことを考えると、サパの方がさらに良さそうにも思える。

特集 日本からフィリピンへ、その寄り道で行く雲南・ベトナム 第十四部 高原の町ダラットでだらだら




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