セブパシフィック航空のゲート変更@MNL-T3

2016年8月作成




新しくなった行く先表示のディスプレー

実際には、変更の成れの果てで、バスゲートから出発する場合が多い(写真は、133番ゲート。その横の134番ゲートも5J便でバスゲートとして使われている。)

別途、マニラ国際空港のターミナル3(MNL-T3)を取り挙げ、その中で ゲート変更の多さについても紹介した。ところが、何年経っても状況は変わらないので、ここで再度 少し詳細に説明してみたい。MNL-T3から5Jを利用する場合、何度も飛んでいれば、ゲートの変更を経験された人が多いはずだ。特に、国内線がひどい。私の場合も、これまで、繰り返しゲート変更を経験してきた。最近では、6月に日本に帰る時にもゲートが変更され、7月にフィリピンに戻ってきた時の国内線も変更された。

バス・ゲートの待合室が狭い

国内線では、5Jのフライトのうち、かなりが1Fの133番と134番のバスゲートから出発する。そもそもLCCは経費削減のためバスゲートからという話がある。さらに、国内線のフライトをすべてバスを使わずにゲートから出発させるには、MNL−T3は圧倒的にゲート数が少なくて、足りていない。この状況で、ゲートの変更を少なくするには、バスゲートの待合室が広くて、シートがかなり沢山必要になる。しかし、バスゲートの待合室の収容能力も圧倒的に足りていない。そこで、最初は仮のゲートで待ってもらい、直前になるとほんとうのゲートへ移動させるという運用で対応している。

自分自身の経験では、ドゥマゲッティ行きに乗る場合が多く、ダミーの120番ゲートから、本番の134番へ変更されることが多かったが、先日は、タグビララン行きに乗ったら、119番から133番に変更になった。

119番、120番あたりが仮の当て馬で、133番、134番が本番と思っておけば、かなりの場合をカバーできそうだ。

しかしながら、前日は仮の119番で少し待って、隣のゲートの様子を伺っていたら、出ないと思っていたフライトが、直接120番ゲートから出てしまった。必ずしも すべてのフライトが変更になるわけではない。

Final Gate Assign

ゲート変更のアナウンスで、最近聞いて気になるのが、Final Gate Assignという言葉だ。

一般的にゲートの変更は、同じゲートから出る予定の前のフライトが遅れて、まだゲートにいるので、仕方なく他のゲートから出発する。もしくは、故障などで、急に使用機材が変更になったので、新しい機材が駐機しているゲートに変わるといった場合が多そうで、いずれも予定外の変更だ。しかし、ここで取上げているのは、起こるべくして起こる変更で、しかしながら、チェックインの時点で、「後から変更します。」などと言われたことはない。乗客はゲートの変更があると余計に歩かされるので、最初から変更しますなどと言ったら、その時点で乗客から嫌がられてしまうだろう。そこで、後から急に変更と言い出すわけだが、変更のアナウンスで、Final Gate Assignと言ってしまうと、最初のゲートは、仮のゲートだったように、いかにも聞こえてしまう。何度もゲートを変えて、これが最後で、Final Gate Assignというのなら、違和感はないが、これまで何十回も食らったゲート変更で、一回のフライトで 二度も変更になったのは一回だけで、通常は何度も変えることはほどんどないだろう。
Final Gate Assignと言うのは、いかにも確信犯的に聞こえるので、MNL-T3では程なく死語になりそうに思える。

不幸せの予感

幸せの予感という歌があったので、それに対抗する見出しにしてみたが、ゲート変更にはいろいろと予兆が見られる。

混み合う時間帯の119番、120番ゲート

これまでの実績から、仮の待機場所に使われやすい。120番は、一番端で遠く、そこから133、134番ゲートまで歩くのは大変ということもあり、最近は いきなりここから出る可能性も高いのかもしれない。119番については、今回の字一石もあるし、変更になる可能性が高そうだ。118番は、フィリピン航空が使っている場合が多く、席だけ5Jが使うことがあるのかどうか、いずれにせよあまり関係は無さそうだ。

飛行機が来ない

乗るべき飛行機がゲートに全く来る気配のない場合がある。飛行機が来なくては、そこから出発しようがない。同じゲートの前のフライトの機材も見なかったり、いかにもシートだけ使って座って待っているだけのゲートのようだと、ダミーの可能性が高い。

職員が居ない

飛行機が来ないのと同様、ゲートに地上職員が来ない場合には、飛行機がない場合と同様、ダミーの可能性が高い。

行き先表示がない

行き先を示したプレートが ゲートの掲げられるが、それが出ない場合も怪しくて、これは職員が居ないこととも直接関わってこよう。

以前の119番ゲート付近

最近の119番ゲート付近
以前に比べ椅子が増えた。


その他の関連する話題をいくつか紹介しておく。

A330が出る116番ゲート

恒久的に続くかどうか分からないが、5Jで機材がA330の場合は、これまでは、116番ゲートから出ていた。A330の乗客分くらいのシートが 116番ゲートにあること。また、大きな機材をバスゲートから出発すると バスの台数が増えて航空会社はコストアップになるというようなことが関係していそうだ。また、116番ゲートは、階段を降りて行き、通路が広くなくて、ゲート変更をすると通路が混雑しやすい。
以上のような状況になっていて、116番ゲートだと、変更は少なそうで、さらにA330ならば、かなり安心できそうだ。

ゲートの二重変更

以前のことだが、当初 バスゲートになっていて、その後、別のゲートに変更になり、さらに、最初と同じバスゲートに再度変更になったという例もある。バスゲートが混雑し出したので、一旦一部の乗客を別の場所に移ってもらったということだろう。乗客は単独行動して、アナウンスが分からず乗り遅れたら困るので、指示に従うしか仕方ない。かなり迷惑な話と言える。

人による変更経験頻度のばらつき

ゲートの変更を自分自身で何度も経験しているし、航空会社が言い逃れできないと思うので書いているが、毎回変更になっているというほどでもない。一方、人によっては毎回変更されているという話も聞く。私の場合は、ほどんどがドゥマゲッティ行きで、早朝のドゥマゲッティ行きでバスゲートになった時は、変更の記憶があるが、午後の便だと、通常のゲートになり、変更もないというイメージがある。しかし、ゲートのアサインの話なのでいつも同じとは限らない。

同じ時間に同じフライトに乗って家に帰るというような人だと、ゲートの変更なんか経験したことがないと主張する人も現れそうだ。例えば、深夜のセブ行きばかり乗っていれば、空港は混まないのでそうなるはずだ。

国際線の場合

国際線の場合も、結構ゲートは変更になる。しかし、国内線で、二つしかないバスゲートに集中しているような、構造上の問題はなくて、経験的には、国内線よりは、ましだと思える。それでも、5J便の出発が集中する時間帯には、5Jの使っているゲートが足りていないのではないかと疑いたくもなるように、これまでに、何度かゲートの変更を経験している。


ここで書いたことは、航空会社から得た情報ではないし、航空会社に問い合わせれば違う説明をされそうだ。 それでも、これだけゲートの変更が多い空港は他では経験がないし、何も無いということはなくて、ここで書いたようにしか考えられない。それでも、万一何が間違いが見つかればすぐに訂正する。


(参考)これまでの5J関連の記事


セブ・パシフィック航空
セブ・パシフィック航空 国際線利用のメリット
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